コピー機は転写した情報を静電気を利用してドラムに転写、ここにトナーを付着して画像を形成、これを送られて来たコピー紙付着させる、高温度で焼き付けするなどの仕組みを持ちます。静電気を利用しているのが特徴ですが、トナーは一定の湿度を保っていないと綺麗なコピーを取ることができないため、湿度計ともいえるセンサーが使用してあります。湿度計と聞くと壁などに設置してある計測器をイメージする人も多いかと思われますが、工場の中で使用する装置にも同じようなセンサーが使用されており、一定の湿度を保つための工夫が行われています。センサーはいくつかの種類がありますが、現在の湿度はアナログ出力される、これをデジタル信号に変換してマイクロコンピューターに送るなどの仕組みを持つ湿度計です。

アナログ信号をデジタル信号に変換することをAD変換と呼びますが、デジタル信号に変換する理由はマイクロコンピューターはアナログ信号では制御ができないためです。いかにAD変換を正確に行うのか、これがセンサーを利用した湿度計に求められるもので、電子回路とセンサーの品質が湿度計のクォリティーを左右するといっても過言ではありません。ちなみに、湿度は空気中に含まれる水分量を意味するもので、水分量が多いときには数値は高くなる、逆に水分量が少ないときには数値は低くなります。湿度が低くなったときには上昇させる機能が働き、逆に高くなったときには乾燥させる機能が働くなどの仕組みを持つわけです。

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